ヨーロッパ旅行が好きな人は、街にある広場が観光客や土産売りでいい感じにバラけて賑ってる様子を見たリ、落ち着きのある憩いの場所になっているのを憧れの眼差しで眺めたことがあると思います。公共の場を上手く利用することが苦手な日本では、そのような広場は存在しませんが、代わりに『通り』があります。
日本では商店街や何々通りなど、通過する場で賑わいを生み出している場所は存在します。分かりやすい一方向の運動を伴う賑わいで、店の展開が単調で機能主義がどこか感じられるシンプルさが特徴です。
添付の写真は三重県の伊賀上野の銀座通りで、通りに並ぶ店構えは、跳ね、留めがしっかり効いた漢字一文字で形づくられているかのような、すがすがしさと統一感があります。思い入れが感じられるいい『通り』です。