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郊外で住宅を考える

〇お金の使い方

土地や建物、サービスの経済活動が少ない郊外では、長いスパンで考えたお金の使い方をして、場所・地域を含めると、土地に定着するお金の使い方をしないといけない。

〇物の定着

基本、お金は「物」や「事」の可能性を保証してくれる流通材であるので、お金を使って実際の「物」を購入したり、つくったりして、郊外らしい形で土地・環境に還元して行くことが大切になってくる。

〇持ち主(自分)の占有面積の把握

ここでは人の動きを保障してくれる部分(土地面積、建物の床面積、室内環境をつくる屋根面積)を仮定して、一般的な住宅と郊外での平屋を比較してみる。

グリーンの部分(土地、床、屋根)が持ち主の占有部分。60坪の土地に床面積30坪の住宅を建てるとして仮定、15+15+15=45坪で建設投資(物を定着)。宅地開発を行った60坪は場所投資で個人の物の定着とは別。これにより105坪の人の動きを保障してくれる部分(テリトリー)をつくった状態。

 

土地は持っていると仮定(土地価格を考慮)。15+15=30坪の床面積で30坪分の屋根が必要。60坪で建設投資(物を定着)。

一般的な2階建ての住宅で、屋根面積を少なくした30坪の住宅と平屋の住宅の場合では屋根部分の15坪分のお金は、定着せず他の活用に回っている(都市等に)。「一般的な住宅」では整備分の費用が含まれた土地も合わせると45+60=105坪で家づくり、「郊外での平屋」60坪との「差」の45坪はまた別の財産の定着につながる。

郊外で固定化した住まいではない、外部環境も生かした家を考えている人は「郊外での平屋」がお奨め。

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