LDKの使い勝手は変えられない不動なところがあるのですが、洗面所は機能を分けて現代的に提案することが多くなってきています。
添付のN邸はまず、手洗いを洗面所から出し玄関近くに持って行き、脱衣、洗濯機の置場をどうするかと話し合って、脱衣室をコンパクトにまとめて広く使おうということで、手洗い場の奥に洗濯機を配置しました。手洗いの横に椅子でも置けて化粧台のようにも使いたいということで、このようなプランになりました。
手洗いスペースや洗濯機を家電のように置いたり、カウンターで化粧を済ますというのはNさんのこれからのライフスタイルから出てきたバランスです。
洗面化粧台を左右に分けたときに私がイメージしたのが、化粧品売り場のような雰囲気、インテリアデザイナーのピエール・シャローの独特な歴史観のようなものです。実際は今っぽくまとまっていますが、プラン時にはエキゾチックなイメージを建物の特徴として考え提案しました。
検索画像:PIERRE CHAREAU dressing table