日本は紙の戸襖の手掛け部分の補強に金物を付ける伝統があります。その引手金物には色んな意匠が施されています。意匠が施されているということはよく目にした部分だったと思います。「開けるか閉めるか」で文化が存在していると思いますが、引手を色々選んでいると面白いものです。建物全体の意匠にまでは揃える必要性はないとは思いますが、別個と考えるには始めから付いているので選ぶ仕事が出てきます。日本の文化は手のひらサイズというのもここらと深く結びついています。添付の写真は表具屋さんに貰った引手で久々に取り出してデザインの参考にしています。
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