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場所のデザイン

日本では「ポツンと一軒家」がキャッチーかもしれまんが、オーストラリアでは「荒野に建つ」が似合う環境があります。建築家は「荒野に建つ」が好きですが、ある建物が独立して立派に建っている姿は魅力的に見えます。日本では建築が立つ場所が少なく、狭小面で世界的に評価されることが多いのですが、そもそも場所が狭小と捉えていいと思います。

人の介さない大きな大地でデザインをしたのが写真の建物です。場所を立ち上げているのですが、その方法論的なところが私が興味を惹かれる部分です。自然のランダムさやずらし方がモダンにも見えますし、普通にも見えます。環境と部材の間に自然の表現が根幹にあります。

私も日本の現状を「荒野」と捉え設計活動をしています。

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