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「建築は気候とのたわむれである。」と思いつきましたが、伝統は哲学の中に、人は気候による風土などに影響されて生きています。

添付の写真は大和郡山市の慈光院で、寺がミュージアムの役目も担っていたことがよく分かる場所です。

座敷越しに庭園を把握すると同時にとてもシンプルで整っていてモダンな場面が用意されています。建物の中から外を見ているので空間ではないのですが、半分は空間?のようなひっくり返って建築を見ているような不思議な気持ちにさせてくれる杞憂な場所です。

慈光院から法起寺→法輪寺→法隆寺と、風景と一緒に塔を目印にしたパースペクティブを感じながら歩いて、仏像などと合わせて建物を見て周ると、風土や哲学が理解できた気分になると思います。

修学旅行の復習をしてみるのもいいでしょう。少し涼しい季節がいいと思います。

三重塔→三重塔→五重塔の高欄と言われる手摺の部分。『卍崩し』と言われる模様が大陸から日本に着いて馴染まなかったらしく珍しいのですが、やけに中国的に見えて異国情緒を感じます。私が微笑ましく思う部分です。

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