「草むらに大和のおもかげ香り立ち 都の木組みまだ似合う場所」
建築畑からすると京都、奈良は建築史のアミューズメントパークのような場所で、鏡餅の下の餅的なところがある奈良は、私は大変好ましく感じていました。上の餅はもちろん京都で、上に乗るみかん(橙)は京セラや任天堂といったところでしょうか。
大和平野には昔 都があったり、古墳も多く残っていて、山に囲まれ山を感じる広さであったこともあってどこか大陸的な雰囲気があり、遠くは中国 王朝ロマンやシルクロードの旅路的な雰囲気もよく似合います。大きな材木をしっかり使う建物が今だに治まり残っているのもそのような要因だと思います。
添付の写真は最近再建された興福寺中金堂で、抜群の穏やかさを持った建築です。