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蛮行止め

ル・コルビュジェがフランスやヨーロッパ各地で造った建物は、様々な歴史を巡ってきた上に出来たモダンな建築で、日本の前川国男 ・ 坂倉順三 ・ 吉阪隆正らの建築家が時流を背負い、海を超え輸入しました。コルビュジェの建築は地中海、水がテーマになっていて、私も推奨している機能主義が、既存の建築物からの離脱、独立を目指して建てられたインターナショナルなスタイルで、世界に広く紹介されました。インターナショナルスタイルは当然目立つのですが、日本の人には宇宙船のように感じられるものだったと思います。

現場でコルビュジェの建物を見ると、蛮行(乱暴で野蛮な行い)は押えられているけど活動を促す(機能主義)形が特徴的です。ヨーロッパの歴史が係わってますが、芸術作品として際立って保存されていました。

日本では前条件の歴史が無く、変わったホワイトキューブで完結していて、変わっているね。で終わっていたと思います。本流の輸入まで建築家は面倒を見ることが出来なくて今に到っていると思います。日本人の特徴のやさしさ、柔軟さが、コルビュジェの造形表現とぶつかり、象徴建築としては社会的逆効果に働いたと思います。

コルビュジェという国際的リバウンドを、後の建築家はさまざまに定着させて対応しています。

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