建築家の黒川紀章さんは名古屋はスカイラインを揃えた方がいいと言っていたのですが、名駅のJRタワーズで展開が変わりました。自動車産業の都市として水平ラインを維持しろと言っていたのだと思います。名古屋駅の名鉄の出口にそのプロポーションは残っていますが、岐阜の大垣にソフトピアジャパンという先端技術センターが黒川さんの設計であります。濃尾平野の平の土地にツインタワーがランドマークとして建っています。大垣の道路や歴史が上手く建物のソフトピアジャパンとつながっています。建物で埋まった一般的な都市や海岸の線状的なつながりの三重とはひと味違う魅力も持っています。城郭の布陣に近いのかもしれません。面的な区域がきまり、その中で建物が建ち上がっていくのですが、大垣はその区域が広く効率よくまとまっています。
LAND USE