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身の丈

身の丈に合う住宅を考える手掛かりとしてまずその家に合うスプーンとフォークを選び、そこから空間へと広げて住宅設計を進めます(箸でもいい)。一般的には場に合う食器類をチョイスするというのが基本だと思いますが、広く考えると空間に合わせて什器を選ぶと、身の丈から外れるおそれが大いにあります。特定の住人のいる住宅ではまずそれは防がないといけません。ハウジングセンターやショールームではその問題が実際に建てる建物と合わせて日本では放置状態です。都市部では面積的な制限からまだ身の丈には合っているのかもしれませんが、社交的な飲み屋のようなデザインがベースになってまかり通っています。ネット通販の問題も掻い潜って、住宅のまず食卓を飾る手元からデザインを起こすとそこら辺は解決できると思います。

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