メルボルンのNGV(美術館)は都市側から見ると奇をてらったデザインのように感じられるジャングル柄がほどされていましたが、新しく建設されているビルや街の雰囲気、歴史までふまえると、このようなデザインができるのだと思います。日本の都市には無い3D感覚があるのも特徴で、植物が伸び、重なり合う木立のようなデザインで、奥行き方向があることにより自然さも表現されています。この空気を含む不思議な奥行き感が、西の方のアジアからきた日除けのようにも通じる部分で、メルボルンをかたちづくっている魅力だと思います。
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