住めれば住まいという考えから、人を招いてまでとは言いませんが住まいを端から見てガッテンするには「まず、床に物を置いてみなさい。」と、その道の先生は述べられると思います。
床の間がある家は最近の新築物件には限られていますが、飾り棚、下駄箱の上、本棚でもいいと思います。自分の納得のいくレベルまでつくってみること、飾ってみることが大切です。自分の納得(型)が分からない場合は只々学ぶ他はなく、始めは真似から入りオリジナルを工夫したりばらしたりまとめたりしながら、型を編み出していきます。
住宅(入れ物)を住み手の型に近づけて設計するのは当たり前のことで、型?という場合にはある程度棚をつくっておくことが必要です。棚があり、物が置かれ、何々さんの住まい(額縁)は出来上がります。
その先は何と言っても型のばらしかたが醍醐味なんですが、それは人の喜怒哀楽に沿っているところが味噌で、サービス業かお客さんかを分けるところにもなってきます。大衆食堂から世界に誇れる一皿を生み出したものです。