そんな細かな話しはしらん。が一般的ですが、建築には『ディテール』と言われる細かなストーリーが存在します。パッケージ化が進んでどこでも同じ建物が多いですが、建物を建築と見るなら頭の先から指の先までコンセプトが通った建物が理想です。ディテールは施工図として扱われるPROの領域ですが、私はネジやベヤリングの図面を描いていたこともあって詳細まで入り込める所用は整っていました。ディテールの部分が「地球に暮らす人間の部分」だと例えるとイメージしやすいと思いますが、情報量が多く判断項目も多い図面の縮図のような領域です。実際にそれを作る人との意思疎通が必要になってくる部分でもあります。
添付の図面はスチールサッシの断面図で街では飲食、アパレルで最近よく使われている鉄の建具です。重量感と部材を細く作れる特徴があり例えるならカルシウムのような存在です。古い工場ではまだ現役の建具で進むとアルミに変わり、木製に変わる部材だと思います。