~ぺデストリアンデッキの夢~ というものを語りたいと思います。
ぺデストリアンデッキとは都市(まち)の設計者が造った 人が歩くための人工地盤(デッキ)のことで、駅前や体育館、ホールなどのたくさん人が集まるところに計画され日本各地にあります。近くですと名駅の金時計のエスカレーターを上って行って「空いてて眺めがいいなぁ」といった場所が分かりやすいかもしれません。
既存の地盤が経済原理に則って無計画に発展して行き、それを改善するために計画を任された設計者は何を考えるかというと、「そんな所を歩かず、これからはこっちを歩いて、ここへ行って」と筋道を立てます。その道が途切れていたりあまりにも場違いな感覚を促がすデザインですと真面目な日本人はその舞台には上らないのが現状です。上手に使われているペデストリアンデッキはまだ少ない。
気候のいい日に見た 鈴鹿体育館のペデストリアンデッキは建築的な視点から見てもOKと思った場所です。デッキの上や下は体育館利用者のチームごとのいいたまり場を生んでいる味の素な場所だと思います。