デザイン性の強い既存の住宅から、より実用的な住宅へと住まいを移すという仕事。敷地にはRC造の建物と木造の建物がいくつか建っており、お母さんが住まわれていた建物の茶室部分を残して撤去し、空いた場所に家族みんなが住める建物を計画した。家業で金工を長年やってこられて作家活動もしているお施主さんで、他には無いデザインへの理解をかわれて頼まれた仕事。1Fにご主人の部屋兼仕事部屋、お母さんの部屋、水回りを配置し、2Fには奥さんの部屋とLDKを配置した。2Fリビングの展望や敷地に残る恵まれた自然に対応した形を考えた。